ミズノウォーキングシューズ お手入れ方法

こちらでは普段、私が使用している「R&D」と「コロンブス」の製品から「ミズノウォーキングシューズ」に使用した際に、変質・変色などの危険性の低かった「お手入れ用品」を掲載しています。

「注意」個人的に行っているお手入れのやり方ですので、あくまで参考程度にしてください。

掲載したお手入れ用品の使用は自己責任でお願いいたします。

このページには広告・プロモーションが含まれます。

おことわり

お手入れ用品の使用に関して100%の安全を保証するものではありません。

特に革の表面(銀面)が、ひどく痛んだ茶色などはシミなどが出来やすいので、十分に確認・注意してください。

LD40やLD40クロスのように、同じシリーズでスムースレザーを使用した靴ヌバックなどの起毛革が使用してある靴があるので素材の確認をして下さい。

また、お手入れの手順や使用したお手入れ用品は「ミズノウォーキングシューズ LD40等」を想定したものです。

「クロコダイル」・「リーザード」などの異素材や、「ハンドペイント」や高級紳士靴の特別な「素材」「染色法」は想定していませんので掲載したお手入れ方法は参考になりません。あらかじめご了承下さい。

こちらのサイトは掲載した製品の品質・使用責任等を保証するものではありません。

購入された販売店で十分な説明を受けるか、リンク先のサイトの説明をよく読み「ご理解」「ご納得」の上で使用してください。

掲載した製品の使用に対してなんら責任を負うものではございません。

あらかじめご了承ください。

当サイトに掲載した製品・リンク先の製品の使用は自己責任でお願いします。靴屋

靴磨きの基本[ミズノウォーキングシューズ]

今回は、私がやっている「ミズノウォーキングシューズ」のお手入れを紹介しようかと思います。

【ミズノウォーキングシューズ】基本的なお手入れ

まずは一般的な革材(スムースレザー)が使用してある。

LD50Ⅴ

LD50BU

LD40Ⅳ(スムースレザーのみ、LD40シリーズのホワイトヌバック・キャメルヌバックは起毛素材なので注意してください。)

LD40Ⅴ

LD40Boa

LD40ST(α.2)

LD40クロス(スムースレザーのみスエードは不可)

NR320

のお手入れの参考にして下さい。

【注意】 防水スプレーやクリームなどを使用する場合は、使用前の注意事項をよく読み、出来れば購入された店舗の説明を受けてください。説明が無い場合は見えにくい箇所でテストして問題がないか確認してからの使用をおすすめします。

LD40Ⅲの中に、2015年2月に発売されたLD40ⅢSW(B1GC151838)キャメルがあるのですが、この品番に限り「アニリン染め」が使用してあったと思います。現在は生産が終了しているので手に入りにくい製品かもしれませんが、購入された方は品質表示タグを確認して「アニリン染め」の表記がある場合はアニリンカーフクリームを使用してください。(下のLD40ゼロのパートを参考にしてください。)

まずは「ホコリ」を払います。

まず、最初に靴全体のホコリ(砂埃等)を払います。

本格的にお手入れをする場合は靴紐を外して下さい。靴紐の下、靴紐を通す革材の裏(羽)の部分が、一番ホコリが溜りやすい。

中敷(カップインソール)を取り出してみてください。永く愛用されている靴ほど、爪先側に綿ボコリが溜まっているはずなので、取り除きましょう。

取り外した中敷はお手入れの間だけでも、干してください。(消臭除菌スプレーをして干すと効果的)

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次に 靴に「シューズキーパー」を入れて形を整えます。

シューズキーパーが無い場合は白い紙などを詰めて靴の形を整えます。

新聞紙やチラシはインクが靴の内部に付着する場合があるので、おすすめ出来ません。

靴の形を整えたら、馬毛などの柔らかいブラシで、全体のホコリを払います。

甲革と底材の継ぎ目部分はホコリや泥が入り込んでいる場合が多いので、専用のブラシか使い古しの歯ブラシなどで、丁寧に取り除いて下さい。

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シューズキーパーについて

シューズキーパーは100円ショップのプラスチック製の物でもかまいませんが、サイズをきちんと合わせてください。

キーパーの一番の目的は履いて曲がった靴をまっすぐにしてやることです。

履き皺の付いたまま手入れをすると、シワの溝の汚れが取れず、クリームも均等に馴染みません。

シューズキーパーは洋服のハンガーと同じ意味合いなので、履いた後の靴には入れるようにしましょう。

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次は革の汚れ落とし

靴全体のよごれを取ります。

このパートでは、靴の汚れをとる「クリーナー」を使用します。

「レザーローション」とか「ステインリムーバー」と呼ばれているものです。

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現在は液体状のものが主流ですが、クリーム状(チューブに入ったクリーナー)の物もあります。

クリーム状のものは成分のほとんどが靴クリームで、汚れを落とすというよりクリームを塗りつける状態になります。

本来の目的である汚れ取りの効果が薄く、おすすめ出来ません。

ここからお手入れ方法

「リムーバークロス」か、古布(捨てる男性用肌着(綿)がベスト)を用意します。

リムーバークロス(布)を人差し指に巻きつけます。指の腹部分に「液状クリーナー」を染み込ませます。染み込ませた部分で靴の表面を拭きます。汚れをふき取るかんじで、甲革全体をふきます。

「ゴシゴシ」と力を入れて拭くのは禁止です。普通に拭いてください。

「液状クリーナー」をつけすぎた場合は次のパートに行く前に靴を3分ほど乾かせて下さい。

液状クリーナー(特にR&Dステインリムーバー)は皮膚にも浸透しやすいので、指サックなどの上から布を巻くか、ビニール手袋を使用して皮膚を保護してください。

長期間お手入れをしなかった靴の場合

クリームも何も使用せず、使い続けた靴の革は「水分」「油分」ともに抜けて硬くなっている状態なので、「栄養補給」が必要です。

「ホコリ払い」「汚れ落とし」が済んだ段階で、デリケートクリームを靴全体に馴染ませて、30分から一時間ほど置いてから靴クリームを塗ってください。

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補色・栄養補給・ツヤ出し 【靴クリーム】

靴クリームを塗っていきます。

靴クリームには、「乳化性クリーム」と「油性クリーム」の2種類があります。

「乳化性クリーム」は革に浸透しやすく「革の栄養剤的」な役割もはたすので、「ミズノウォーキングシューズ」にはこちらを使用します。

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靴の性格上「油性クリーム」は不向きなので必要ありません。

乳化性の無色のクリームであれば、スムースレザーのどの色の靴にも使用できますが、補色が出来ません。

「LD40シリーズ」は散歩・観光・旅行などハードに使用されているようで、すり傷などの補修の相談が多い。

つま先やかかとなど擦れて白くなっている場合は「無色」では補修ができないので、色つきのクリームをおすすめします。

ペネトレイトブラシを使い、靴クリームの瓶から少量の靴クリームを取ります。クリームの表面にペネトレイトブラシを1回「トン」と落とすぐらいの量で十分です。

ペネトレイトブラシでクリームを取ったら、つま先・かかと等、白くなった部分やキズが目立つ部分からペネトレイトブラシでクリームを刷り込みます。残りを靴全体に粗く塗ってください。

靴ブラシを使いクリームを靴全体に伸ばすよう「ブラッシング」をしてゆきます。

靴クリームを多く乗せた(つま先・かかと)部分からクリームを伸ばすイメージで「ブラッシング」して下さい。

靴クリームが均等に伸びてくるとしっとりとしたツヤが出てきます。

モウブレイの化繊のブラシが一番クリームの伸びが良く、ツヤが早く出ます。コロンブスのジャーマンブラシは持ったときに手のひらのなじみが良いので愛用していますが、ブラシへのクリームの付着が多く、定期的に水洗いしないとベッタリしてきます。ジャーマンブラシも馬毛ですがホコリ払い用のブラシとは分けて使用してください。ホコリ払いもクリームも同じブラシで・・は、【厳禁】です。

仕上げに

ツヤ出しと、余分に乗ったクリームを拭き取るために、仕上げ用の「クロス」(布)で靴全体を拭きあげます。

靴紐や中敷を取り外した方は元通りにセッティングしてください。

防水スプレーを吹きかけて靴全体をガードします。

以上が基本的なお手入れとなります。

防水スプレー

防水スプレーは「吹き付けすぎ」に注意してください。

室内の場合は換気も忘れずに!

防水スプレーの効果は晴天時の使用で1週間弱です。

雨の中だと一日ほどで表面のフッ素が雨とともに流れ落ちます。

仕上げに吹き付けるのは「表面のガード」が目的です。

雨の中出かける場合はお出かけ前に一度「防水スプレー」を吹き付けていただくのが よいかと思います。

特別な染色用 LD40ゼロ等 【アニリン染め】

まず、最初に靴全体のホコリ(砂埃等)を払います。

本格的にお手入れをする場合は靴紐を外して下さい。靴紐の下、靴紐を通す革材の裏(羽)の部分が、一番ホコリが溜りやすい。

中敷(カップインソール)を取り出してみてください。永く愛用されている靴ほど、爪先に綿ボコリが溜まっているはずなので、取り除きましょう。

取り外した中敷はお手入れの間だけでも、干してください。(消臭除菌スプレーをして干すと効果的)

靴に「シューズキーパー」を入れて形を整えます。シューズキーパーが無い場合は白い紙などを詰めて靴の形を整えます。(新聞紙はインクが靴の内部に付着するのでおすすめ出来ません。)

馬毛などの柔らかいブラシで、全体のホコリを払います。甲革と底材の継ぎ目部分はホコリや泥が入り込んでいる場合が多いので、専用のブラシか使い古しの歯ブラシなどで、丁寧に取り除いて下さい。

「ここまではLD40Ⅳなどと同じやり方です。」

「革用お手入れクロス」などの柔らかい布を指に巻きつけ、アニリンカーフクリームを少量指の腹で瓶から取ります。

クリームの付いた部分で靴全体を拭いていきます。

軽くブラッシングをします。

仕上げ用のクロスでツヤが出るまで靴全体を拭きます。(軽く滑らすように拭いてください。ゴシゴシはダメです。)

防水スプレーはシミになる場合が多いので使用不可です。

(アニリンカーフクリームに耐水性のある成分が含まれているので、こまめにアニリンカーフクリームで手入れをして防水膜を作ってください。)

途中の説明を省いた訳ではなく、アニリン染めの場合「水溶性」の製品を使うとシミになる恐れが大きいので、クリーナーや防水スプレーがおすすめ出来ません。

油分の多い物も「油染み」の可能性があるので、安全なおすすめ品は「アニリンカーフクリーム」しかないのです。

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アニリンカーフクリームには栄養・ツヤ出し・汚れ落とし・耐水効果の成分が含まれているので、アニリンカーフクリームでこまめにお手入れする方法が一番のおすすめです。

アニリン染めとは

革をなめす過程で{アニリン染料}を用いて色を染め上げ、仕上げにわずかに塗料を施した製法です。〈アニリン染料は19世紀中ごろに英国で発明されました。それまでの天然皮革にない「色味」を大幅に増やした「合成染料」の元祖です。

アニリン染めを施すと優れた「発色」と表面の「透明感」が引き立ち、革素材の表情を壊さずきめ細やかで、柔らかな感触を保つ事ができます。カーフ(子牛)キップ(6ヶ月~2歳までの牛)などの銀面つきの素材や、それらを用いた高級紳士靴のアッパー(靴の外側)用に使用されています。

しかし、透明感を出す事ができるデリケートな表面の扱いが非常に難しく、新品の状態を保つことは非常に困難です。色落ちや水染みを起こしやすく、革用のクリーナーの使用や軽く水拭きをするだけで染みが出来る場合が多々あります。お手入れの非常に難しい染め上げの手法の一つと言えます。

この染め方がしてある靴はお手入れが難しいと言うより、こまめなお手入れが必要と言った方がよいかも・・・「よごれた」「シミになった」場合は復元・補修するのは非常に困難です。日ごろから「アニリンカーフクリーム」で「こまめに拭く」のが最良のお手入れ方法かとおもいます。

スエード(バックスキン・ヌバック)のお手入れ

ミズノ ウエーブリムDTには注意してください。

ウエーブリムDT2. DT3はスエード(革材)ではありません。ワイヤーブラシなどは厳禁です。

シューズキーパーなどで靴の形を整えます。

馬毛などの柔らかいブラシでホコリを払います。(履き古したスエードの場合は最初からワイヤーブラシを使用して、スエードの毛の中に入り込んだ汚れをかき出すと同時に寝た毛を起こしてください。)

スプラッシュブラシ」「スエード起毛パフ」などで、表面に付いた細かいホコリ・汚れを取りながら毛並みを整えます。

部分的な強い汚れは「イレイサー」や「スペシャル・ガム」などで、軽くこすり落とします。

スエードコンディショナー」「スエードカラーフレッシュ」などを吹きかけ、栄養と柔軟性を与え、色あせを防止します。(防水用の成分も含まれています。要確認)

色あせが酷い場合は、補色用のスプレーまたは、リキッドで色を補います。

防水性の含まれていない製品を使用した場合は防水スプレーを使用してください。

「ワイヤーブラシ」で毛を起こし、毛並みをきれいに整えます。

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ワイヤーブラシは便利なスエードお手入れアイテムなのですが、乱用したり力加減が強すぎるとスエード(革)材を傷めてしまう場合もあるので注意してください。

スエードの補色はコロンブスのスプレータイプが一番お手軽ですが、新聞紙などを敷いてやらないと床などが汚れます。靴の中に吹き付けないよう注意!リキッドタイプの方が「補色」の作用は強いのですが、反面「シミ」「ムラ」になりやすい。扱いが難しいので靴の手入れに馴れた方用です。

靴屋の古靴
靴屋の古靴

稚拙な文章にお付き合いいただきありがとうございます。

掲載した製品・使用方法は、私個人が使用経験上「危険性」の少ないものと判断したものです。

100%の安全性や使用責任は保証していません。

また、「サフィール」「コロニル」など掲載していないメーカーの製品も表示は同じですが、「油分」「有機溶剤」の配合量や成分が異なる場合があります。

「R&D」「コロンブス」以外は使用の検証をしていませんので、私からはおすすめしません。

あらかじめご了承下さい。

靴のお手入れの一参考程度になれば幸いです。

御来訪 ありがとうございました。 靴屋

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