このページではミズノウォーキングシューズ LD40 CROSS(LD40クロス)のご紹介をさせていただきます。
ウォーキングシューズとしての機能性を内包しながら、ビジネス、カジュアル両方に使用できるスタイリッシュなデザイン性をもつレザースニーカーです。
MIZUNO LD40 クロス
今回、紹介するのは通勤にも使える、歩きやすいビジネス・スニーカー【LD40 CROSS】
若い方に人気のスタイリッシュなレザースニーカーで、スーツ・デニムと、ビジネスシーンから綺麗目のカジュアルまで、幅広く使用していただけるロングセラーのモデルです。
甲革がとても柔らかく、「細めの靴を履きたいけど足が痛くなりそう」と言う方におすすめの靴です。
サイズの表記が革靴のサイズに比べ小さい事と(同じ25cm表記でもLD40クロスのほうが実寸で約1~1.5センチ小さいと思います)、ロングノーズの木型なので、サイズの合わせ方により「圧迫感がある」・「横幅がきつい」と言う方は多かったのですが、普通の革靴のような硬さはなく「点」で当たることが少ない靴です。
靴に使用してある革がそれだけ柔軟な証明なのですが、ピッタリに合わせると足の形が出る場合があります。
足の骨のかたちが出る場合は、少しゆとりを持たせてください。
そのほうが、靴の「型くずれ」が少なくなります。
ツヤ感は落ちますが、「しっとり」とした柔らかい良い革が使用してあります。
唯、革自体は薄く、デリケートな革材の様なので、こまめなお手入れが必要です。
また、ロングノーズ系の靴は反り返りが出やすいので、収納時は必ずシューズキーパーを使いましょう。
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mizuno LD40 クロス 特徴
特徴としては「シャープなフォルム」
ミズノにしては珍しく、ロングノーズの木型が採用されています。
この木型を使用することで、「おじさんのウォーキングシューズ」的なイメージから若い方がスーツに合わせても見栄えのよい「スタイリッシュなビジネススニーカー」になっています。
コバも削り、より靴がシャープに見えるよう工夫もほどこされており、ビジネススーツに履いても「違和感」の少ない仕上がりになっています。
カジュアルに合わせる場合は街中などで、綺麗目に着るカジュアルウエア・デニムなどとの相性はとても良いのですが、全体的にゆとりのある服装や、裾の広いカジュアルパンツとはデザインの相性があまり良くありません。
mizuno LD40クロス 機能
ミズノLD40クロスの機能をまとめています。
LD40 クロス ミズノウエーブ
波型のプレートを衝撃吸収材で挟み込むようにつくられたミズノ独自のテクノロジーです。
ただのスポンジ底と違い、着地をした時のぐらつきを防ぐ構造になっています。
ミズノウェーブは特殊なプレートを使用することによりクッション性と安定性を両立させた底材を開発しているとおもいます。
他のLD40とくらべて、「ここが違うな」と思ったのは、LD40クロスは他のLD40と違い「スタイル」に重きを置いている事。
ヒールパーツ部分も他のLDに比べると小さめで、シャープな靴のシルエットに調和しています。
ミズノウエーブも他に比べ薄いので、見た目は良いのですが機能性が心配でしたが、「大丈夫」です。
私も愛用していますが、標準的な路面であれば「クッション性」は十分です。(アウトドアは対応できないと思いますけど)
LD40 クロス X10ヒールラバー
X10ラバー
底材のかかと部分、U字・蹄鉄に見えるゴム材。
通常のラバーに比べ耐摩耗性が80%UPしている。らしい 何と比べてUPなのか個人的な疑問は残りますが、EVA(最近の軽い靴・スニーカーに使用している底材)に比べると断然強い!
LD40クロスは他のLD40と形状が異なりますが、修理可能です。
ヒールラバー交換(修理後はブラックカラーのラバーになります。)
修理価格の目安 4600円+税
(靴の状態により修理が出来ない場合や修理価格が異なる場合があります。)
修理期間はミズノ到着後3週間が納期の目安となります。 (靴の状態により修理できない場合や修理の期間が異なります。また年末年始・お盆などが入る場合は修理期間が長くなると思われるので、確認をして下さい。)
LD40クロス ワイドラスト
ワイドラストとは・・・
甲周りの寸法が標準よりも6mm広い足型をしようした、ワイドな足入れ。
一応「ワイドラスト」の表示になっているが、他のLDシリーズと比べると明らかに細い!
靴紐のアイレットも数があるので、最初は足入れがしにくい。
甲革の伸びがよいので実寸のサイズ的には、あまりズレは無いようですが(LDシリーズと比べて)足幅の広い方は靴紐を、かなりゆるめないと足が入らない。
逆に革靴で23.5cm・24cmを探している足のサイズが小さめの若年層の方には喜ばれている。
若年層の方が好む「ロングノーズ系」の革靴は24.5cmからの製造が多く、仮に24cmがあったとしても実寸は25cmぐらいあるので足の小さめの方には靴が大きすぎて合いにくく、24cmから下のサイズを探そうとすると、種類がかなり限られてしまいます。
LD40クロスは24cmから製造しているのと、革靴と逆にLD40クロスの24cmで、革靴の23.5cmぐらいの大きさになるので、足が小さめで 今までなかなか合うサイズのなかった方にも合いやすく喜ばれている。
LD40クロスの靴紐はとても緩めにくい!
ハトメ(靴紐が通る穴)のすべりが悪いのか、あえてそうしているのか?は、判りませんが、履き始めの頃、苦労した覚えがあります。
太目の平紐なので解けにくい利点はありますが、あえて蝋引きの丸紐や細めの平紐に代えて「ドレス感」をUPさせてみるのもよいかも。
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LD40クロス アーチサポートインソール
3つのアーチを支える機能。
カップインソール(中敷)も、中足骨、土踏まずのアーチもしっかりと作られています。
この中敷は、人間が本来持っている中足骨から土踏まずにかけての「アーチ」を綺麗にサポートするように作られています。
長時間の立ち仕事や、歩行はこのアーチに多大な負担をかけるので、これをサポートする事により、足の疲労を軽減することが出来ます。
人間本来の足のバネ【三点アーチ】を崩さないようサポートする事が重要です。
LD40st2/LD40stαと同じインソールが使用してあります。
LD40Ⅳもアーチサポート・インソールが使用してありますが、材質がことなります。
特に、後半分は脱いだときに「ドレス感」を損なわないようにLD40st.LD40クロスは「布」ではなくフェイクレザーが使用してあり、ミズノのロゴも銀の箔押しになります。
(製造時期により変更される場合があるかもしれません。)
LD40クロスは保護とお手入れが大事
柔らかく良い革材が使用してありますが、「防水」・「防汚」の処理がなされていません。
この様な柔らかい革はデリケートな場合が多いので、こまめなお手入れが必要。
薄い革材なので水などが浸み込みやすいと思います。「防水スプレー」でのガードをおすすめします。
コバが削ってあるので、スタイルとしては綺麗だが「つま先」・「側面」が傷つきやすい。
コバの張った靴は「障害物」・「段差」などコバで止まる場合が多いのですが、コバの無い靴はつま先の革が、じかに当たるので「すり傷」がつきやすい。
ロングノーズ系のくつは、つま先をこすりやすいので、キズなどの補修には補色作用のある靴クリームや補修材でのお手入れが必要になります。
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靴屋から見た LD40クロス
スタイル的にはおすすめポイントの多いLD40クロスですが、ロングノーズ系の靴は「足」と「靴」の形が異なる為、足の納まりや「ウォーキングシューズ」としての機能性はLD40Ⅳなどと比べると、どうしても劣るようです。
「デザインが綺麗でも履きやすい靴」・「仕事で使える、履きやすいビジネススニーカー」としてとらえていただくのがよいかと思います。
LD40Ⅳのようなウォーキングシューズとしての「機能」・「履き心地」をお求めの方には、おすすめしかねます。
これはコンセプトの違いなので言い方が難しいのですが、「長距離ウォーキング」を目標としたLD40Ⅳと「スタイリッシュな靴に機能を組み込んだ」LD40クロスでは同じ「ミズノウォーキングシューズ」でも、靴としては別物と思っていただいた方が良いかもしれません。
同じミズノ製品のなかで比べるとそうなりますが、他メーカーのロングノーズ・レザースニーカーと比べた場合、機能性は一番良いと個人的には思います。
「人間の足の形」と「スタイリッシュな木型」という異なるものをうまく融合させて、少しでも歩きやすいように工夫されている事が製品よりみてとれます。
「ワイドラスト」・「アーチサポートインソール」・LD40クロス用の「ミズノウエーブ」などの「足と歩くため」の機能はきっちりと装備されています。
スタイリッシュで、歩きやすい機能も必要と思われる方・通勤や仕事で使えるスーツに合う機能性の高いビジネススニーカーをお探しの方は【LD40CROSS】を、一度お試しください。
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稚拙な文章にお付き合いいただきありがとうございます。
掲載した文章はあくまで、紳士靴の販売に携わってきた一個人の感想と推察になります。
知識不足による憶測も含まれていると思います。
医学的な根拠に基づくものではありませんし、ミズノ製品の機能・性能を保証するものでもありません。
あらかじめご了承下さい。
一参考程度になれば幸いです。
御来訪 ありがとうございました。