このページでは、ミズノウォーキングシューズの中からカジュアルに使いやすいモデルの「Snウォーク クラッシック」の紹介をさせて頂きます。
カンガルーレザーを採用した、軽く柔らかく、履けば履くほど足になじむSnウォーククラッシック。
Snウォーク クラッシック
Snウォークのシリーズは「Snウォーク クラッシック」と「Snウォーク カジュアル」の2SKU が、リリースされています。
シリーズの特徴としては「デザイン性」と「カンガルー革」の二点が、特徴としてあげられるかなと、靴屋は思います。
ミズノウォーキングシューズというと「LD40」のイメージが強く、言い方は悪いのですが「年配の方向け」のイメージが強く、若年層の方からは敬遠されることが、多かったように思います。
2017年8月に発売された「LD40zero」をきっかけに「デザイン性」のあるシリーズが増え始め2018年春夏には「Txウォーク」・「Snウォーク」がリリースされ「若年層」にもおすすめの製品が増えています。
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Snウォーク クラッシック 特徴
靴屋なりにSnウォーク クラッシックの特徴をまとめてみました。
Snウォーク クラッシック カンガルー革
甲の部材に軽く柔らかい「カンガルー革」を使用してあります。
高級紳士靴などにも使用してある「カンガルー革」ですが、「軽さ」・「柔らかさ」・「しなやかな強度」・「吸い付くような履き心地」が革の特徴として挙げられます。
カンガルー革の特性をいかして、野球のスパイクなどにも使用してあったかと思います。
「Snウォーク クラッシック」にもカンガルー革が使用されていますが、履き心地は軽く、柔らかく、甲革はピタッと吸い付く感じで心地よい。
普段ゆったりしたサイズを履いている方には、サイズを合わせて履いて頂くと「きつく」感じる方が多いのですが、カンガルー革は伸縮性と柔軟性にも富んでいます。
個人的な経験から言うと、このピッタリと足に張り付くぐらいの感じが、カンガルー革のサイズあわせとしてはベストだと思います。
(カンガルー革も伸びがでます。馴染んでくるとサイズは若干大きくなります。)
普通の牛革を使用した革靴の、革があたる場合に感じる「痛さ」や「きつさ」は少ないと思いますが、締め付け感はあります。
この締め付けを「フィットしている」と感じるか、「締め付けられる」と感じるかは、個人差があるので、十分に履き試しをして、ご自身で判断してください。
「Snウォーク クラッシック」の構造的な事ですが、甲革の裏あてに「布材」を多用していません。
普通のウォーキングシューズは「クッション」も兼ねて、厚手の布材が甲革の裏に貼ってあるものが多く、多少のサイズのズレは布材が調整してくれますが、「Snウォーク クラッシック」の場合、カンガルー革の特性を生かすためか、裏材は薄手のものが使用してあります。
緩衝材がない分、革材にかかる力がダイレクトなので革の伸びが早いと思われます。
カンガルー革はなじみも早いので、最初は「ピッタリ」のサイズがおすすめです。
Snウォーク クラッシック 通気性
カンガルーの革自体の通気性は良いほうですが、「Snウォーク クラッシック」に使用してある甲革にはさらに「パンチメッシュ」の加工が施されています。
これは革材に直径1ミリほどの「小さな穴」を規則正しく開けていく加工法で、「通気性」がとても良くなります。
Snウォーク クラッシック 底材機能
ソフトな接地感を追求した素材「U4icX」を採用。
ミッドソール上部分に柔らかさを追求した素材「U4icX」を採用。
足にやさしいソフトな接地感。
かかと部から前足部にかけて、ひざ・腰にやさしい「ミズノウエーブ」をソールに内蔵。
スムーズライド 「着地」した時にかかと部分にかかる前後方向へのブレをより抑えることで、その後の「体重移動」「蹴り出し」までの一連の動作がさらにスムーズに!
ミズノウェーブ
波型のプレートを衝撃吸収材で挟み込むようにつくられたミズノ独自のテクノロジーです。
ただのスポンジ底と違い、着地をした時のぐらつきを防ぐ構造になっています。
歩行時は体重の1.5倍もの力が足にかかると言われています。
歩行時の衝撃を和らげる「クッション性」と足のぐらつきを抑える「安定性」という本来相対する機能を両立させたのが、波型のプレート「ミズノウェーブ」です。
人間のかかとの骨は半球体なので、スポンジ状の吸収材に足をついた場合、左右どちらかに傾きます完全に垂直に落とすのはまず、不可能です。
この傾きが重心をずらし、ぐらつきを生みます。
ミズノウェーブは特殊なプレートを使用することによりクッション性と安定性を両立させた底材を開発しているとおもいます。
特に「Snウォーク」は「EVA」の厚底が使用してあります。「ミズノウエーブ」のような安定性を考えた機能が入っていないと、「EVA」だけではクッション性は十分ですが、素材が柔らかすぎるので、歩行時の重心が狂いやすくなり安定性に欠けた靴になってしまいます。
安定性が確保されていれば、「EVA」自体は非常に軽量で、クッション性の良い材質(スポンジの様な素材)なので、「軽く」・「柔らかい」履き心地を楽しんで頂けると思います。
Snウォーク クラッシック 木型 オブリークラスト
日本人の足型にフィットしやすい「オブリークラスト」
ラストは日本人に多いとされる親指が一番長い足型にフィットする「オブリークラスト」を採用。
X10 ヒールラバー
磨耗しやすいかかと部分には、通常のラバーに比べて耐摩耗性が約80%向上したラバー「X10」を使用。
シューズの耐久性を高めています。
「Snウォーク クラッシック」靴屋の感想
「カンガルー革」と「EVA厚底」の使用により、履き心地は「申し分ない」と思います。
足型とサイズの合わない方がいるかもしれませんが、サイズが合えば馴染ませる必要がないほど「履きやすく」「フィット感」が良いシューズです。
とても履きやすい靴です。
少し気になるのが「口周りのクッション」です。
ミズノウォーキングシューズの大半はスニーカータイプなので、靴の履き口「口周り」に厚手のクッション材が使用してあり、「ガード」と「緩衝材」の役目をはたしてくれていますが、「Snウォーク クラッシック」にはそれがなく、甲革と裏あてだけで作られています。
スニーカーのイメージはぐっと下がる反面、通常のウォーキングシューズ(スポーツシューズ)のつもりで履くと「頼りなさ」と「違和感」を感じるかもしれません。
「くるぶしがあたる」・「履きにくい」とかはありません。
デザインが「カジュアルテイスト」重視なので、このような口周りの部分に気を使う事で「スニーカー」のイメージを払拭しているとは思います。
底材のカラーも、ホワイトはそのまま白一色で靴全体が「白」で統一されています。
これはこれで「好評」ですし、ブラックはツートンカラーなっていて上半分が黒、下半分が白とデザインの良いアクセントになっている。
今までどうしても「スニーカー」・「スポーツシューズ」の延長線上から抜けられないデザインが多かったのですが、今回は「カジュアルテイスト」の要素のほうが勝っているのではないか?と、靴屋は個人的に感じました。
最初にも言いましたが、「履き心地」と「靴のなじみ」はとても良いので、デザインのお好みの合う方は是非お試しください。
サイズが合えば革のなじみがよいので「フィット感」「適度な馴染み(ゆとりを含め)」は、早い段階でよくなると思います。
Snウォーク クラッシック お手入れ
Snウォーク クラッシックの甲革は本革なので「お手入れ」をした方が、良いのは確かですが「パンチメッシュ」の加工がされています。
通常の靴クリームなどを付けすぎるとパンチメッシュの「穴」の中に入り込む可能性があります。
パンチメッシュの穴の開いていない側面にクリームを少量つけてそれを靴ブラシで伸ばしながら、「パンチメッシュ」のある甲部分をブラッシングするのがよいかとおもいます。
個人的におすすめなのは「R&D」の「M・モウブレイ プレステージ クリームエッセンシャル」が柔らかく伸びがよいので使いやすい。
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あと、お手入れの後に「防水スプレー」をふっていただければ、表面のガードになるので汚れが付きにくく風合いが長持ちします。
パンチメッシュなので細かな穴が開いています。防水スプレーをふっても水の浸水は防げません。
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稚拙な文章にお付き合いいただきありがとうございます。
掲載した文章はあくまで、紳士靴の販売に携わってきた一個人の感想と推察になります。
知識不足による憶測も含まれていると思います。
医学的な根拠に基づくものではありませんし、ミズノ製品の機能・性能を保証するものでもありません。
あらかじめご了承下さい。
一参考程度になれば幸いです。
御来訪 ありがとうございました。