ゴアテックスを搭載した 防水ウォーキングシューズ ミズノLD40Ⅳα

ミズノLD40ⅳα(3E)とミズノLD40ⅳα sw(4E)のおすすめです。

今回はミズノウォーキングシューズの中でもゴアテックスを搭載したLD40Ⅳの防水バージョンLD40ⅳα(3E)LD40ⅳα sw(4E)の紹介をしょうと思います。

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防水性のあるウォーキングシューズ LD40ⅳゴアテックス

天然皮革を使用したシューズの難点と言えば、雨の中などで使用すると浸水して靴の中が濡れてしまう事ではないでしょうか。

ミズノLD40Ⅳゴアテックス搭載版は「通気性」を確保しながら「水の浸入」を防ぐ特殊素材「ゴアテックス」を内蔵しています。

革特有の通気性を確保しながら、防水機能もある晴雨兼用本革製ウォーキングシューズです。

ちなみに、今回4代目になるLD40シリーズですが、LD40のLDはLONG DISTANCE(長距離)40は40キロ歩いてもの意味合いらしいですよ。

ミズノウォーキングシューズのなかでも代表的なシリーズです。

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おことわり

趣味的な個人ブログなので、掲載文は一販売員(個人)の感想・推察と引用です。

ミズノ製品の機能・性能を保証するものではありません。

あらかじめご了承ください。靴屋

LD40Ⅳα ゴアテックス 防水タイプ

LD40ⅳに防水機能が追加されたと思っていただいてよいのですが、ミズノウォーキングシューズLD40ユーザーの方を接客した祭によく言われることがあります。

ゴアテックスの無いノーマルのLD40ⅳに比べ、ゴアテックス搭載のLD40ⅳαは「圧迫感が少しある。」と言うことです。

これはゴアテックスのシートが薄い靴下の役目をはたすので、厳密にいうとサイズが若干小さくなります。

きつくなるほどではないのですが、履きなれたLD40シリーズのあとにLD40ⅳのノーマルとゴアテックス搭載(α)を履き比べている場合によく言われます。

履きなれて足に馴染んだ靴(LD40)は伸びてサイズが大きくなっている事もあり、余計にきつく感じてしまうようです。

いずれ同じ様に伸びてくると思われるので、無理にシューズのサイズを上げる必要はありません。

GORE-TEX(ゴアテックス)の特徴である「防水透湿」の機能とは?

簡単にいうと、水(液体)を通さずに水蒸気(気体)を通過させる機能のことです。

ゴアテックス・ファブリクスは内部に微細な孔(あな)を無数に持つゴアテックス・メンブレンという膜を備えています。

ゴアテックス・メンブレンのそれぞれの孔(あな)は、水滴よりはるかに小さい為、水(液体)が通ることはできません。

一方、水蒸気(気体)が通るには十分な大きさです。

この膜の効果により、雨などの水は通さず、汗の水蒸気は外に逃がすという、防水・透湿の機能を発揮します。

ゴアテックスを使用してある靴は、このゴアテックス・ファブリクスを、足を包み込むように靴の中に組み込んでいます。

雨の日に使用しても足を濡らすことなく、汗の水蒸気(ムレ)が靴の中に残りにくいため、足はいつでもドライで快適です。

ゴアテックス注意点 その1

ゴアテックス・ファブリクスそのものは、一般的な使用において劣化することがほとんどないため、防水耐久性と透湿性は変化しません。

ただし、ソールやアッパーなど、靴そのものの劣化やコンディション次第では、その性能が十分に発揮されない場合があります。

ゴアテックス注意点 その2

内蔵されているゴアテックス・ファブリクスに穴が開いた場合は、防水耐久性は維持できなくなります。

靴に入った小石や砂利など、鋭利なものはゴアテックス・ファブリクスを傷つける可能性があるため、しっかりと振り落として(取り除く)ください。

ゴアテックスは靴の製造元などが「製品に使用したいから」と、言っても簡単に使用はできません。

ゴアテックスを使用する場合はGORE-TEX社が定めたゴアテックス以外の使用パーツにも基準が設けられていて、基準をクリアしても、製品として実際の使用を想定したいくつものテストが義務付けられています。

 ゴアテックスの「黒に黄色の文字」のタグを見かけた方は多くいらっしゃると思いますが、靴に限らず、ウエアでも同様の基準とテストがあり、あのタグが付いていること自体が製品の価値と信頼を証明する一つの基準となっています。

靴屋が感じたゴアテックスの意外な効果

(靴屋の個人的な推察です。あらかじめご了承ください)

冒頭でも言いましたが、同じLD40Ⅳでもゴアテックスを使用してあるほうが、「圧迫感がある」とお客様から言われる事が多い。

「圧迫感」というと「締め付けてきつい」というイメージですが、触診した限りでは、フィット感が良い・強いといったほうが良いと思います。

薄い防水シート一枚なので、サイズが変わるほどではありません。

革の伸びを考えると逆にベストかも・・・

これはミズノウォーキングシューズが製法上意図したものでは無いと思いますが、ゴアテックスを靴下状に内側に入れることで、革靴の製法の一つ「ボロネーゼ製法」と同じような効果が出ているのではないかと靴屋は個人的に思っています。

「ボロネーゼ製法」も薄い革袋を内側に作ってから靴を成型していくので基本的に同じような構造になります。

特徴としては、馴染んでからの靴のフィット感が良い事があげられます。

靴屋が販売の中で感じた勝手な推察ですので、LD40Ⅳゴアテックスには、これらの効果についての表示等はしていません。

あくまで靴屋の勝手な推察です。(参考程度にお読み下さい)

LD40Ⅳのノーマル版とゴアテックス版を履き比べられたときにでも思い出していただき、お客様自身で検証していただければ幸いです。

LD40Ⅳは元々履きやすき靴なので、防水+フィット感と思って頂いて良いと思います。

馴染んでからのフィット感はLD40ⅳαの方がノーマルより良い様です。

唯、残念なのはユーザーの方に聞くとノーマルのLD40に比べ、ゴア テックス搭載のLD40 αのほうが若干、蒸れるそうです。(蒸れを感じる度合いには個人差があります)

薄いとはいえ 靴下一枚プラスでは、しかたないとも個人的には思うのですが・・・

ゴアテックス よくある勘違い

ゴアテックスが搭載されていれば、水や汚れを防いでくれるのでは?

防水スプレーとかも必要ないでしょ?

ゴアテックス・ファブリクスが搭載されていれば、靴の中への浸水は高い確率で防ぐ事が出来ます。

それは、靴の内側で水を通さないようにしている膜(ゴアテックス・メンブレン)の機能によるものなので、外側の革材は保護していません。

雨の中歩けば足は濡れませんが、靴は濡れて水を含みます。

汚れも付きます。

ですので、ゴアテックス搭載の靴でも、雨の中、出かける場合は防水スプレーなどで、外殻の革材や布材のガードをすることをおすすめします。

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ミズノLD40ⅳゴアテックス機能

ウォーキングシューズとしての基本的な機能性はLD40ⅳと変わりません。

ミズノウエーブ

波型のプレートを衝撃吸収材で挟み込むようにつくられたミズノ独自のテクノロジーです。

ただのスポンジ底と違い、着地をした時のぐらつきを防ぐ構造になっています。

人間のかかとの骨は半球体なので、スポンジ状の吸収材に足をついた場合、左右どちらかに傾きます。

完全に垂直に落とすのはまず、不可能です。

この傾きが重心をずらし、ぐらつきを生みます。

このぐらつきを無意識に修正しょうとして、足首・膝・腰が働くので結果的に負担になってしまいます。

ミズノウエーブは特殊なプレートを使用することにより、クッション性と安定性を両立させた底材を開発していると個人的に思います。

別のメーカーさんでは、極端に柔らかいものや、高反発の特殊素材を使われていますが、高反発の素材は一歩一歩、下から突き上げがくる状態なので、物理的にいっても反発の衝撃は何処かが吸収しているはずです。

一歩一歩にかかる力が小さいので「はずむ感覚」で片付けられていますが、仮に一歩1グラムの余計な力が加わるとして一万歩を歩いた場合10キロの加重を何処かが吸収している事になります。

各メーカーさんのいろいろな説明のなかで、足の歩行のメカニズムと靴の機能との矛盾を感じることが多かったのですが、ミズノウエーブのクッション性と安定性は歩行のサポートには、いちばん理にかなっているシステムだと思います。

スムーズライド

ミズノ機能説明より引用

着地したときにかかと部分にかかる前後方向のぶれを抑制することで得られる、着地から蹴りだしまでのスムーズなライド感<乗り心地>を指し、またそのためのミズノウエーブを含む、ソール全体の設計機能のことを言います。 

LD40ⅳでは、このスムーズライドをさらに進化させることで、長距離モデルとしての歩きやすさを追求しています。

説明がむずかしいのですが、ぐらつきと言うよりは、「歩行時に発生するブレと体重移動にともなう遠心力の抑制」が個人的に受けたイメージです。

歩くときの足運びが自然で、極端に言えば、引っ掛かりや違和感が少ない!

他メーカーの特殊素材を使用したものは、歩行が不自然で特殊素材の力を意識してしまうものが多い。

と、個人的には感じています。

構造は良くわからないのですが、日常使用で足の状態を観察すると、本当に自然で、「すごい!」と思える靴です。

内甲側ファスナー付き

一度、紐のしばりを調整しておけばファスナーの上げ下げで着脱できる。

飛行機内でのむくみ等、足をリラックスさせたい時はファスナーを下げるだけで楽になります。

ロック機能つきです。

ファスナーの頭は上げた後、必ず倒しましょう。

パタンと倒せばロックがかかりファスナーが開きません。

LD40Ⅳゴアテックスですが、ファスナー部分からの浸水を防ぐ為に、ファスナー部分にノーマルのLD40Ⅳには無い水かきのような物が付いています。

ファスナー部分からの水の浸水を防ぐ為のゴアテックスを裏張りした革材なのですが、靴の使用が雑だと、この革材をファスナーが、噛みます。少しでよいので、靴を丁寧に扱いましょう。

天然皮革とヤハズ仕上げ

天然皮革使用(牛革)

上質な牛革を使用してあります。

履くほどに足に馴染みますが、長く愛用するにはお手入れが必須です。

靴の形もLD40Ⅲに比べ足先まわりの余計な空間を見直してあるので、革あまりのシワが少なくなりフォルムもすっきりと見栄えのよい物に仕上がっています。

(ソールの矢筈(ヤハズ)仕上げも含め)

矢筈仕上げ

日本発祥の技法で、弓の弦に矢をかける部分(矢筈)の様に、ソールの先端を三角形に尖った形にする仕上げです。

厚みのあるソールを、軽快でエレガントな印象に見せます。

ミズノインタークール

底材の通気孔から靴の中の湿気と熱を逃がし、靴の中の湿気と温度を下げるシステム「雨のときに水が逆流しないのか?」の質問が多い機能です。

LD40Ⅲも同じシステム搭載していたけれど「通気孔水が入った」の声はなかったと思います。

ゴアテックスのない、ノーマルのモデルは本革なので、雨の中長時間歩くと通気孔から入らなくても革が水を通すので、靴の中は濡れる場合はあります。

X10ヒールラバーと再帰反射

X10ラバー

底材のかかと部分、半月に見えるゴム材通常のラバーに比べ耐摩耗性が80%UPしている。

何と比べてUPなのか個人的な疑問は残りますが、EVA(最近の軽い靴・スニーカーに使用している底材)に比べると断然強い!

再帰反射

かかと部分に埋め込まれた反射鏡。

夜間にウォーキングをするときの視認性を高めています。

3つのアーチを支えるインソール (アーチサポートインソール)

足裏の3つのアーチを包み込む設計で足にピッタリ・フィット!

アーチを支えて、足への負担を分散着地による衝撃を吸収し、重心をスムーズに移動させます。

カップインソール(中敷)も、中足骨、土踏まずのアーチもしっかりと作られ、驚く事に背骨まである。

見た目、普通の中敷と同じに見えるけど、「何が違うの?」と思う方も多いはずこの中敷は、人間が本来持っている中足骨から土踏まずにかけての「アーチ」(車で言えばサスペンションの様なもの)を綺麗にサポートするように作られています。

長時間の立ち仕事や、歩行はこのアーチに多大な負担をかけるので、これをサポートする事により、足の疲労を軽減する事ができます。

あくまでサポートです。人間本来の足のバネ三点アーチを崩さないようサポートする事が重要です。

踵部分には衝撃吸収材が使用されています。

ここは一番点であたる部分(踵)になるので、特殊な吸収材を使用することにより踵から膝・腰へ向かう衝撃を緩和させます。

ジェンダーエンジニアリング

男女別の歩き方を分析した設計でより、歩きやすく男女の体格・歩き方の違いに着目し、男性モデルと女性モデルで異なるソール設計を採用。

男女それぞれにより適した設計で、快適な歩き心地を提供します。

LD40Ⅳゴアテックス 靴屋の感想

ミズノのユーザーの方とお話をするなかで、同じLD40シリーズでも、ゴアテックスが搭載されているほうが、フィット感も良いし、防水がしっかりしているので、安心という意見が多かった様に思います。

販売員からみても、履き込んだLD40Ⅲを見比べたときゴアテックス搭載の方が靴の型崩れが少ない。

革靴の甲革はジャストの所で、伸びが止まることはありません。

力のかかる方へ、ある程度伸び続けます。

特にウォーキングシューズに使用してあるような柔らかい革は伸びやすいので、型崩れを起こしやすい場合が多いのですが、LD40ⅳαの場合は内側のゴアテックスが伸びを抑制してくれているようです。

若干の蒸れがある場合もありますが、機能的にはとても優れていると思います。

ミズノLD40Ⅳの表示ですが、LD40Ⅳαは3Eのゴアテックス,LD40Ⅳαswは4Eのゴアテックスの表示になります。

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靴屋の古靴
靴屋の古靴

稚拙な文章にお付き合いいただきありがとうございます。

掲載した文章はあくまで、紳士靴の販売に携わってきた一個人の感想と推察になります。

知識不足による憶測も含まれていると思います。

医学的な根拠に基づくものではありませんし、ミズノ製品の機能・性能を保証するものでもありません。

あらかじめご了承下さい。

一参考程度になれば幸いです。

御来訪いただき、ありがとうございました。 靴屋