ウォーキングに理想的なフィッティング機能 ミズノ LD40Boa

今回、ご紹介するのはミズノウォーキングシューズ LD40Boaです。

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ミズノウォーキングシューズ LD40Boa

ミズノLD40Boaは、ミズノのウォーキングシューズとしての機能と、Boaテクノロジー社のワイヤー機構【boaクロージャーシステム】が融合した画期的なウォーキングシューズです。

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Boa クロージャーシステム

ミズノ LD40Boa 一番の特徴は、[Boa クロージャーシステム]

靴紐の代わりにワイヤーを使い、靴に取り付けた特殊なダイヤル機構でワイヤーを締めたり、緩めたりして、フィット感の調整が出来る画期的なシステムです。

日本で靴についているクロージャーシステムを、一番よく見かけるのはゴルフシューズだと思います。

スキーやスノーボードをする方も、[Boa]のマークを見かけたことがあるのでは・・・

登山靴やマウンテンバイクなどのハードなスポーツ用の靴や、スキー・スノーボード用のスキー靴にクロージャーシステムが使用してあります。

ですので、システムの耐久性・強度にはまず問題ないと思います。

仮に何かのはずみで破損した場合でも「Boa」のクロージャーであれば修理の受付もしているので、購入した店舗・販売店に相談してみてください。

(販売店での修理受付の対応や、システムの破損の程度にもよります。100%修理可能ではありません)

ミズノLD40Boa 特徴

特徴 履き心地

足とシューズの一体感(フィット感)が非常に高いシューズです。

紐の靴の場合、靴紐を締めたつもりでも素材が布なので緩んだり、結び方によっては解けたりがありますが、クロージャーシステムにはそれが無く、細かいダイヤル調整で最適なフィッティングに調整することが出来て、調整したポイントから緩んだりすることが少ないシステムです。

ダイヤルを回すと、甲部分から履き口にかけてワイヤーレースが均等に足をホールド。

緩める際には、ダイヤルを逆に回すとワイヤーレースが緩みます。

(最適なフィット感を簡単に調節できる)

靴を脱ぐときはダイヤルの頭を持ち上げるとワイヤーレースのロックが外れます。

甲の押さえとしては理想的なシステムです。

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「健康作りに1~2時間歩く」などの目的で、ウォーキングをしている方や、運動目的が強い方には、履き始めと終わりでフィット感の変化が少なく、手軽に細やかな調整が出来るこの靴の方がおすすめかもしれません。

特徴 靴の着脱

靴を履くとき

1.ダイヤルのロックを解除(上に引く)して履き口を広げる。

2.足を入れて踵を合わせる。

3.ダイヤルを押してロックをかけ右に廻しワイヤーを締める。

4.右に廻すと締まり、左に廻すと緩むので甲にかかる圧力を調整する。

(カチカチと音がする状態が調整ロックのかかっている状態です)

靴を脱ぐとき

1.ダイヤルの頭を持ち上げ、ロックを解除。

2.そのまま足を抜く事もできますが、履き口をすこし広げてやると脱ぎやすい。

脱ぐときはワンタッチで脱げますが、履くときはワイヤーの巻き取りに、少し手間を食う感じです。

LD40Ⅳのファスナータイプと比べてみたところ、どちらかと言えば、LD40Ⅳファスナーの方がスムーズに着脱できました。

靴の着脱のみで言えば、LD40Ⅳ(ファスナータイプ)に軍配があがりそうです。

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特徴 フィッティング

試しに右足LD40Ⅳ左足LD40Boaで30歩ほど歩いてみました。

靴がまだ新しい事もありますが、LD40Ⅳはヒモが圧力で伸び、緩みが出たのに対し、LD40Boaは足のポジションをキープしたままでした。

フィッティングしたポイントをキープする力はLD40Boaの方が上です。

履いた状態で靴を緩める機能はLD40Ⅳのヒモより、ダイヤル機能のLD40Boaの方が圧倒的に手軽です。

Boaクロージャーシステム 難点

個人的に難点と思うのは、ダイヤルの「カチカチ」という機械音が大きいこと!

ワイヤー同様、ロック機構にもかなりの強度が必要なので、素材も硬質のものが使用してあり、ロック機構の歯車が逆転しない様にしてある為と思われます。

Boaクロージャーシステムのダイヤル機構自体が目立つ!

靴の甲の部分外側よりにダイヤル機構が付いているので、前からみるとダイヤル機構自体が目立ってしまう

旅行などで使用するカジュアル系のスラックスなどであれば違和感も少ないと思いますが、ビジネス系の服装には合わせにくい。

ミズノLD40Boa 機能

Boaクロージャーシステム以外は基本的にLD40Ⅳと同じだと思われます。

LD40Boa ミズノウエーブ

ミズノウェーブ

波型のプレートを衝撃吸収材で挟み込むようにつくられたミズノ独自のテクノロジーです。

ただのスポンジ底と違い、着地をした時のぐらつきを防ぐ構造になっています。

人間のかかとの骨は半球体なので、スポンジ状の吸収材に足をついた場合、左右どちらかに傾きます完全に垂直に落とすのはまず、不可能です。

この傾きが重心をずらし、ぐらつきを生みます。このぐらつきを無意識に修正しょうと

して、足首・膝・腰が働くので結果的に負担になってしまいます。

ミズノウェーブは特殊なプレートを使用することによりクッション性と安定性を両立させた底材を開発しているとおもいます。

LD40Boa ミズノインタークール

ミズノインタークール

底材の通気孔から靴の中の湿気と熱を逃がし、靴の中の湿気と温度を下げるシステム

LD40Boaは天然皮革です。

雨の中長時間歩くと、通気孔から入らなくても革が水を通すので、靴の中が濡れる場合はあります。

 LD40Boa X10ヒールラバーと再帰反射

X10ラバー

底材のかかと部分、蹄鉄に見えるゴム材

通常のラバーに比べ耐摩耗性が80%UPしている。らしい 何と比べてUPなのか疑問は残るが、EVA(最近の軽い靴・スニーカーに使用している底材)に比べると断然強い!

馬の蹄鉄・U字型に見えるラバー部分は修理可能です。パーツ交換で4600円+税になります。

期間は50日~60日 X10ラバーより上まで磨耗した場合は修理出来ない場合もあります。

再帰反射

かかと部分に埋め込まれた反射材。

夜間にウォーキングをするときの視認性を高めています。

LD40Boa アーチサポート・インソール

アーチサポート・インソール

3つのアーチを支える機能。

カップインソール(中敷)も、中足骨、土踏まずのアーチもしっかりと作られています。

この中敷は、人間が本来持っている中足骨から土踏まずにかけての「アーチ」を綺麗にサポートするように作られています。

長時間の立ち仕事や、歩行はこのアーチに多大な負担をかけるので、これをサポートする事により、足の疲労を軽減することが出来ます。

人間本来の足のバネ 三点アーチを崩さないようサポートする事が重要です。

LD40Boa 天然皮革

天然皮革使用

上質な牛革を使用してあります。

履くほどに足に馴染みますが、長く愛用するにはお手入れが必須です。

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LD40BoaとLD40Ⅳを履き比べて(靴屋の感想)

LD40Ⅳと比べてみました。

LD40Ⅳとの違いは「足とシューズの一体感」が一番大きいかなと、個人的には思います。

ヒモの靴もホールド感はよいのですが、ヒモを締める段階で個々の力の入れ方などで、つま先側と甲側とで力の入れ方にバラつきが出ます。

クロージャーシステムは均等に締め上げてくれるので、フィット感・ホールド感ともに良くなっています。

ゴルフなど、微妙なポジションの固定が要求されるシューズに、使用されているのにも、うなずけます。

脱ぎ履きしやすいイメージが先行しがちの見た目ですが、個人的にはLD40Ⅳよりスポーツ(運動)・ウォーキング使用としてのポテンシャルは高いと思います。

底材のシステムはLD40Ⅳと同じものが使用してあるので、クッション性や安定感・自然な歩きのサポートはLD40Ⅳと同様にあります。

それらの機能にプラスして、Boaクロージャーシステムのフィット感があります。

ミズノウォーキングシューズ(LD40Boa)は、機能と高度なフィティング機能を併せ持つウォーキングシューズです。

個人的には普段履きとしてより、運動としてウォーキングをしている方におすすめです。

脱ぎ履きが簡単にと、思われている方には少し、不向きかも知れません。

簡単に脱ぎ履きするのはファスナー(LD40Ⅳ)の方が良いと思いますが、それよりもフィティングも重視したいと言う事であれば、LD40Boaをおすすめします。

終始かわらない安定したポジションをキープしてくれると思います。

LD40Boa 残念ながら・・・

残念ながらLD40Boaは1デザイン(男女とも)しか発売されてないのでデザイン・色が選べません。

バージョン違いもないのでLD40Ⅳの様に、ゴアテックスを使用した防水バージョン3E・4Eなどのワイズ(標準・幅広)のバリエーションがありません。(3E のみの展開)

靴に使用してあるのは牛革なので雨のときに使用する場合は、防水スプレーなどの対策が必要です。(濡れた後のお手入れも)

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靴屋の古靴
靴屋の古靴

稚拙な文章にお付き合いいただきありがとうございます。

掲載した文章はあくまで、紳士靴の販売に携わってきた一個人の感想と推察になります。

知識不足による憶測も含まれていると思います。

医学的な根拠に基づくものではありませんし、ミズノ製品の機能・性能を保証するものでもありません。

あらかじめご了承下さい。一参考程度になれば幸いです。

御来訪 ありがとうございました。