軽くソフトな履き心地 タウンカジュアル・カジュアルコンフォート ミズノTxウォーク

このページではミズノウォーキングシューズの中でも、長距離ウォーキングではなく、日常の使用に適したシューズ。

カジュアル・コンフォートタイプのミズノ Txウォーク(B1GE1844/B1GF1844)のご紹介をさせていただきます。

はじめに

掲載文は一販売員(個人)の感想・推察と引用です。

ミズノ製品の機能・性能を保証するものではありません。 あらかじめご了承ください。

このページには広告・プロモーションが含まれます。

【Txウォーク】

「ウォーキングシューズ」というよりは「カジュアルシューズ」・「コンフォートシューズ」と言った方がよいかもしれません。

ウエーブリムDT3と同じ「カジュアル・コンフォート」の中に振り分けられると思います。

特徴的なのは伸縮性のある柔らかな素材「ネオプレーン」をアッパー・口周りに使用してあり、なんというか「マリンシューズ」に「底材」をつけた感じかな?と思います。

「ネオプレーン」は伸縮性があり、本当に柔らかな部材なので、履き心地はとても優しい。

加えて「耐磨耗EVA」を使用してあるので靴がとても「軽い!

見た目どおりだとは思いますが、「通気性」はかなり良い。

私が初めて触れて試したのが2月の中旬だったので、「今の時期は寒すぎて履けない!」と思ったぐらい。

気温の高いシーズンには、逆に「とても快適な靴」になると思います。

スポンサーリンク

Txウォーク 特徴は履き心地

「脱ぎ履きがしやすいのにホールド感・フィット感が良い」

「ネオプレーン」(ストレッチ素材)が甲上部から足首周りにかけて、適度にホールドしてくれるので「フィット感」はとても良い。

「靴紐は必要なのか?」と思い、紐を締めた状態や紐を縛らない状態などの歩行テストをしてみた。

確かに紐を締めた状態のほうが甲部のホールドは良い。

けれど脱ぎ履きの手間はかかる。

縛らない状態でも歩きにくい感じはなく「ネオプレーン」が優しくホールドしてくれている。

注意点としては伸縮(ストレッチ)する素材とはいえ限度があるので、足幅の広い人は履き口が入りにくい場合があります。

靴屋としては言うべきではない事ではありますが、個人的には「靴紐はあまり意味が無い」と思います。

「ネオプレーン」の素材が柔らかいので「靴紐」を縛ると「紐」の「圧」を直接 甲部に感じるのでホールド感より違和感のほうが強いと個人的には感じました。

靴紐は緩めにしめて「脱ぎ履きがしやすい」事を優先させたほうが、この靴の使用スタイルにはあっているかも・・・あくまで個人的にです。

安全面からいえば必ず紐を縛って使用してください。

Txウォーク 履き心地

履き心地は「とても軽い」

甲材の合成繊維と「耐磨耗EVA」の使用により、靴の重量は軽く仕上がっている。

「耐磨耗EVA」とはいっても、ラバー(ゴム材)に比べると「削れ」にはかなり弱くなるので、Txウォークでは、つま先・足底部(足指の付根部分)・かかと部分にラバープレートを組み込んでいます。

いずれも「歩行時」に力のかかる部分なので、このような「補強材」が組み込んであるかないかで、靴の耐久性もかわってきます。

特に一番 削れ易いかかと部分には「X10ラバー(従来のラバーより耐摩耗性を向上させたラバー)」が使用してあり、「軽さ」と「耐久性」の両立を考えたつくりになっていると思う。

量販店などにはほぼ「EVA」だけを使用した、Txウォークより軽い靴はたくさんありますが、私の見る限り「歩行サポート機能」「耐摩耗性」などは、おざなり(まにあわせ・いいかげん)になっているものがほとんどです。

「EVA」自体は悪い素材ではないのですが、使い方や製造過程の配合や発砲率を変えることで、「軽い形だけのもの(底材)」を作る事も可能です。

本来はミズノウエーブなどの「安定性」をサポートするパーツや、耐磨耗ラバーなどと組み合わせる事で真価を発揮する素材だと個人的には思っています。

Txウォーク クッション性

「クッション性は良いといえますが、日常歩行に対応する柔らかいクッション性です。」

「EVA」自体が「クッション素材」のような材質なので、履き心地は「フワッ」とした感じで柔らかい。

ただ柔らかいだけだと、ひざ・腰など別の箇所に負担が出る場合がありますが、かかと部分から前足部にかけて内蔵された「ミズノウエーブ」が足のポジションを「安定」させてくれるので、柔らかい底材でもぐらつきが出ない

個人的にTxウォークを履いて思ったのは、踵のおさまりが良い事と安定性。

一般的に言うおさまりではなく、底材のくぼみに踵の丸い部分がちょうど収まる感じです。

又、ウエーブリムと比べ底材の接地面積が大きいのも安定感の要因かもしれません。

Txウォーク  インナーソック構造

縫い目や折り返しなどの内側の凹凸が少ない作りを採用してあるようです。

靴下を履いているような一体感と優しい履き心地のシューズです。

さらにアッパー前足部の構造を工夫し、足あたりの柔らかさを追求。

甲周りのストレッチ素材とインナーの継ぎ目が縫ってはあるが、さして気にはなりません。

前足部はミズノの広告のとおりに縫い目や継ぎ目がない袋状になっているので、履いて気持のよい靴だと思います。

03/グレーの甲材と 09/BL*ライム 14/ネイビーの甲材は材質が違い、グレーは「柔らかい布」の様な素材。ライムとネイビーにはメッシュ材が使用してあります。

手触りはグレーが良いので「履き心地に差が出るのでは?」と思い試してみましたが、気になるような差異はありませんでした。

Txウォーク 機能

ミズノウェーブ

波型のプレートを衝撃吸収材で挟み込むようにつくられたミズノ独自のテクノロジーです。

ただのスポンジ底と違い、着地をした時のぐらつきを防ぐ構造になっています。

人間のかかとの骨は半球体なので、スポンジ状の吸収材に足をついた場合、左右どちらかに傾きます完全に垂直に落とすのはまず、不可能です。この傾きが重心をずらし、ぐらつきを生みます。

このぐらつきを無意識に修正しょうとして、足首・膝・腰が働くので結果的に負担になってしまいます。

ミズノウェーブは特殊なプレートを使用することによりクッション性と安定性を両立させた底材を開発しているとおもいます。

個人的な感覚なので、履く人の足型によっては違う感じを受けるかもしれませんが、Txウォークに搭載されている「ミズノウエーブ」はLDシリーズやリムと違い「下から支えられている」「中足骨あたりから踵にかけてウエーブの曲線に足が乗っている」と感じました。

LD40などに使用してある「ウエーブプレート」は左右の「グラつき」を抑えて垂直方向の衝撃を吸収する特性があり、長距離を想定しているので履き心地は少しかためで、踵が沈む感覚はほぼありません。

Txウォークは底材(EVA)が柔らかいので余計にそう感じたのかもしれませんが、踵が沈むというより「踵が底材に収まっている」と個人的には感じました。

余談ですが、ミズノの公式サイトでTxウォークに使用してある「ウエーブプレート」の形状をみて、「なるほどここのくぼみに踵が入ったのか」と一人納得していました。

スムーズライド

着地したときにかかと部分にかかる前後方向のぶれを抑制することで得られる、着地から蹴りだしまでのスムーズなライド感<乗り心地>を指し、またそのためのミズノウエーブを含む、ソール全体の設計機能のことを言います。

X10ヒールラバー

底材のかかと部分にあてがってある「X10」の刻印の入ったゴム材。

通常のラバーに比べ耐摩耗性が80%UPしている。

Txウォーク 靴屋の感想

靴屋から見た「Txウォーク」は「歩行サポート機能」のしっかりとした「タウンカジュアル・シューズ」だと思います。

軽く優しい履き心地は、ショッピングなどの「街歩き」や「普段履き」としておすすめしやすい製品です。

機能面でも「ミズノウエーブ」「スムーズライド」などの「歩行サポート機能」が組み込まれているのでどんなに歩き回っても、高機能ソールが、しっかりとサポートします。

「優しい履き心地」「軽い足取り」「歩行サポート機能」「通気性」はこのカテゴリーの靴の中では申し分ないと思います。

靴屋が個人的にリスクと思うのが、足のガードの安全面です。

履いていただくとわかるのですが、本当に優しい履き心地の靴です。

それだけ柔らかい素材を使用しているので足の甲部分を何かにぶつけたとか、足の上になにかを落とした場合の「保護」や「緩衝材」的なことは期待できそうにありません。

また、「通気性」の良い反面、水の浸透も早そうなので「雨」の中では使用しない事をおすすめします。

デザインは03番色のグレーが合わせやすく使い勝手がよいかなと思います。

墨色のオールブラックも発売されていますが、「寒い時期には履きにくい」と、個人的には思っていますので、気温の高いシーズン中の色のあわせとしては無難ですが「重い・暗いイメージ」がでるかも知れません

Txウォーク お手入れ

お手入れはブラシでホコリを払うぐらいの事しか出来そうにありません。

汚れが付きにくいように、使用する前に防水スプレーなどで表面をガードしておくのが効果的かと思います。

スポンサーリンク

靴屋の古靴
靴屋の古靴

稚拙な文章にお付き合いいただきありがとうございます。

掲載した文章はあくまで、紳士靴の販売に携わってきた一個人の感想と推察になります。

知識不足による憶測も含まれていると思います。

医学的な根拠に基づくものではありませんし、ミズノ製品の機能・性能を保証するものでもありません。

あらかじめご了承下さい。

一参考程度になれば幸いです。

御来訪 ありがとうございました。