お手ごろな価格で、防水( ゴアテックス搭載)・アウトドア タイプの
ミズノウォーキングシューズ。
ミズノ OD100GTX7についてのご紹介をします。
7代目となるOD100GTX7
防水機能(ゴアテックス)だけでなく、アウトドアでも使用できるタフな作りと代々、つちかってきた「履きやすい木型」が特徴のウォーキング&アウトドアシューズです。
ミズノ OD100GTX 7
今回の紹介はミズノウォーキングシューズ【OD100GTX 7】
こちらも少しのデザイン変更はありましたが、基本設計の変わらない継続モデル。
お手ごろ価格のアウトドア・ウォーキングシューズです。
リピーターの方も多く、価格の割に「機能性」「防水性」「耐久性」に優れた製品で、愛用されている方が多いシリーズです。
どちらかというとLD50ⅣやアドベンチャーGTなどのトレッキングシューズよりの靴なので、「耐久性」はありますがLD40シリーズと比べると、履き心地は硬く感じると思います。
痛くて履けないほどではないので、足が慣れれば問題ありませんが、柔らかい靴を履きなれている方は十分に履き試しをして、許容範囲かどうかを判断してください。
運動靴タイプが良ければ「LD アラウンド M」がおすすめです。(防水はありません。)
(2018ssにLDアラウンドM GTX(ゴアテックス・防水)が出ました)
柔らかい方が良いけど「トレッキング」の機能も欲しい方には「ミズノウエーブガゼル」がおすすめです。(ゴアテックス・防水)
OD100GTX 7の[7]
OD100GTX 7の[7]ですがそのまんま7代目の意味です。
長年靴を扱っていますが7代目とかはあまり聞いた事がありません。
他メーカーは売れる品番が出ると「廃盤」にせず「追加生産」を行い何年も同型を継続するのが一般的です。
おそらくミズノさんなりに、「改良」・「改善」を突き詰めているのかな?と、個人的には思っています。
OD100GTXのシリーズは根強いファンのかたが多く、息の長いシリーズです。
外観から「運動靴」・「カジュアルスニーカー」ととらえる方もいますが、どちらかというと「トレッキングシューズ」に近い構造と履き心地になっています。
OD100GTX 7に初めて足を通す方の場合で、一番多いパターンですが「運動靴」をイメージして足を通すと硬く感じます。
「トレッキングシューズ」や「アウトドアシューズ」の場合足首周りのガードがしっかりしているので、極端に言うと「箱」を履いている感じを受けます。
「運動靴」「スニーカー」は包み込む「袋」の様な履き心地なので「履いた感じが違う」「イメージと違う」を良く聞きます。
誤解の無いように言っておきますが【OD100GTX 7】が硬くて履きにくいと言っている訳ではありません。
履きやすさの質の違いになるとおもいますが、「通信販売」や「ネットショップ」で購入される場合「画像」での確認になると思います。
店頭などで製品を確認されたことがない場合だと、 私が経験した
「見た目のイメージと履き心地が違う」が、起きやすいのでは?と、
老婆心ながら靴屋の経験を記載させていただきました。
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ミズノ OD100GTX 7 機能
ゴアテックス・ファブリクス
GORE-TEX(ゴアテックス)の特徴である「防水透湿」とは、水を通さずに水蒸気を通過させる機能のことです。
ゴアテックス・ファブリクスは内部に微細な孔(あな)を無数に持つゴアテックス・メンブレンという膜を備えています。
それぞれの孔は、水滴よりはるかに小さい為、水が通ることはできません。
一方、水蒸気が通るには十分な大きさなので、雨などの水は通さず、汗の水蒸気は外に逃がすという、防水・透湿 機能を発揮します。
ゴアテックスを使用してある靴は、このゴアテックス・ファブリクスを、足を包み込むように靴の中に組み込んでいます。
雨の日に使用しても足を濡らすことなく、汗の水蒸気(ムレ)が靴の中に残りにくいため、足はいつでもドライで快適です。
ミズノウエーブ
波型のプレートを衝撃吸収材で挟み込むようにつくられたミズノ独自のテクノロジーです。
ただのスポンジ底と違い、着地をした時のぐらつきを防ぐ構造になっています。
人間のかかとの骨は半球体なので、スポンジ状の吸収材に足をついた場合、左右どちらかに傾きます完全に垂直に落とすのはまず、不可能です。
この傾きが重心をずらし、ぐらつきを生みます。
ミズノウェーブは特殊なプレートを使用することによりクッション性と安定性を両立させた底材を開発しています。
弾力性のある波型形状なので着地時の衝撃を均等に分散し、足首の過度な倒れ込み(オーバープロネーション)を抑制。
優れた安定性により、一歩一歩しっかりとしたフォームで歩く事ができます。
OD100GTX 7 再帰反射材・【X10】ヒールラバー
【再帰反射材】
かかと部分に埋め込まれた反射鏡。
夜間にウォーキングをするときの視認性を高めています
【X10ラバー】 底材のかかと部分、半月に見えるゴム材通常のラバーに比べ耐摩耗性が80%UPしているらしい、何と比べてUPなのか疑問は残るが、EVA(最近の軽い靴・スニーカーに使用している底材)に比べると断然強い!
(使用状態・状況は個人差があるので参考程度にして下さい。)
OD100GTX7のヒールパーツは交換が可能です。
OD100GTX7 ワイドラストとオブリークラスト
ワイドラスト
甲周り寸法が標準より6mm広い足型を使用したワイドな足入れ。
オブリークラスト
日本人に多いとされる、親指が一番長い足型にフィットするように設計されたラスト親指をしっかり動かす事ができます。
私も何度か履き試しをしましたが、ワイドラスト・オブリークラストともに、「幅広」という意味ではありませんので注意してください。
このような表記をお見せしたり、ご説明したりすると4Eワイズの靴の様に幅広で楽と、とらえる方が多いのですが、サイズをフィットさせた上でのゆとり幅になるので「足幅の広い人用」ではありません。
ミズノ OD100GTX7 靴屋の感想
OD100GTX 7を靴屋なりに分析すると、トレッキングなどで靴を使用する場所など、想定される環境の「環境基準」を下げた「汎用性」の広いトレッキングシューズだと思います。
ある程度、整備されている自然公園や、少しの山道程度ならビクともしない「トレッキング」としての「機能性」は十分ですし、本格的な「トレッキングシューズ」と違う履き心地の柔らかさ、街中で使用できるデザイン性があります。
底材は「安定性」と「耐久性」のある底材なので、手に持ったりした場合や、履き始めに少し重く感じる場合もあるかもしれませんが、履きなれてしまえばそれほど「重く」感じることは無いと思います。
「防水性」に関しても「ゴアテックス・ファブリクス」を搭載しているので靴内部への「浸水」はほぼありません。
甲材は通気の良い「メッシュ材」を使用してあるので「通気性」のよい靴になっています。
OD100GTXのシリーズもお手頃価格で「防水機能」・「耐久性」など「機能性」が良く、カジュアルシーンであれば何にでも使える「汎用性」の広さが売れ続けている要因ではないかと個人的には思います。
街中で使う場合でも十分な機能性を発揮しますが、里山など自然が残る田舎道などの「土」の多い場所ではさらにOD100GTXの底力を感じることが出来ると思います。
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稚拙な文章にお付き合いいただきありがとうございます。
掲載した文章はあくまで、紳士靴の販売に携わってきた一個人の感想と推察になります。
知識不足による憶測も含まれていると思います。
医学的な根拠に基づくものではありませんし、ミズノ製品の機能・性能を保証するものでもありません。
あらかじめご了承下さい。
一参考程度になれば幸いです。
御来訪 ありがとうございました。