車での旅行にハイスペック&スタイリッシュなドライビングシューズ【ネグローニ】のご紹介です。
今回はお車で旅行をされる方におすすめのドライビングシューズ、【ネグローニ】をご案内します。
靴屋がみるドライビングシューズ
個人的な見解です。あらかじめご了承下さい。
ドライビングシューズにも、ウォーキングシューズやコンフォートシューズと同じように、「自称、ドライビングシューズ」や、モカシン縫いのスリッポン・独特の底材の形状という「ドライビングシューズのデザインを転用」した「カジュアルシューズ」が増えています。
靴屋の個人的な意見としては、「ドライビングシューズ」と表示するのであれば、機能として車の「運転」が通常の靴にくらべて運転しやすくなければ意味がありません。
本来のドライビングシューズはペダルワークなど足裏の感覚と、細やかな運動性を重視するために、袋縫いの柔らかなモカシンシューズで、足との密着性をたかめ、底材はルームシューズの様に薄く、靴底全体の曲がりが良いものが本来のドライビングシューズなのですが、モカシン縫いをして底材のかかと部分を丸くしただけの物をドライビングシューズと称して紹介しているところもあります。
底材の素材的にもなにかしらの工夫はみてとれない物もあり、「車の運転は考慮されていないのではないか?」と個人的に思うものもあります。
ドライビングシューズもウォーキングシューズやコンフォートシューズと同様に、「この機能がなければドライビングシューズと明記は出来ない。」と、いうような規定や規格はないので、これらの靴が「ドライビングシューズではない」と、言うつもりは全くありません。
ドライビングシューズの外観というか、機能性を無視したデザイン自体はファッションアイテムの1つになっているので、車の運転を考えずにデザインとして好きな方は、ファッションとして楽しんでいただいてよいと思います。
ただ、お車での「運転」を重視してドライビングシューズをお探しの方は、ネグローニに限らず、そのシューズの機能性を十分に考慮してください。
靴屋のおすすめ ネグローニ・イデア
スポンサーリンク
今回のページでは「お車での旅行」を想定しているので、「車の運転がしやすい」・「着いた先の観光地など散策できる運動性」・「上品で高級感のあるデザインと質感」を考慮して、ネグローニをおすすめしようと思います。
実際に使用した体験談からいうと、「運転しやすい」・「長距離ドライブでもストレスが少ない」・「履き心地が良い」・「スニーカースタイルで歩きやすい」が正直な感想。
長距離を運転するときは自然とこの靴に手が伸びてしまう履きやすさと機能性を持っています。
唯、靴屋が思うに今の普通車の大半は車の性能自体が高性能なので、長距離のドライブも快適になっています。
実際、車で旅行をするときのペダルワークといっても一般的なAT車であれば、ブレーキとアクセルだけですし、高速道路などでクルーズコントロールなどを使用される場合はアクセルワークすら必要の無い場合もあります。
この環境下ではネグローニ・イデアのスペックの何割かしか体験していないかもしれません。
靴屋個人からみるとドライビングシューズとしては、それほど高性能のシューズだと思います。
レザースニーカーと比べて
履き心地と履きやすさは、ブランド品のレザースニーカーよりはるかに良い。
(個人的な見解です。)
これは機能性というより、素材の良さに起因していると思われます。
特殊な素材を使い、フィット感を損なうことなく、適度なクッション性をもたせたインナー(内張り)はとても足当りがよい。
しかも、このインナーには汚れを分解し、汚れにくくする光触媒と防臭加工が施してあるので、この靴は本当に臭いが少ない。(個人差はあると思います)
足のポジションを固定し、衝撃を吸収する為の衝撃吸収材を装備したカップインソール。
上質で柔らかいシュリンクレザーを使用した甲革材。
など、靴屋からみても靴として履きやすい要素は揃っています。(同価格帯の靴より高品質です)
ウォーキングシューズのように長距離歩行のためなどの特殊な運動性やクッション性、防水機能などはありませんが、お車から降りて観光地を散策するぐらいの運動性は十二分にあります。
靴屋の個人的な体験談(参考程度に)
ここからは個人的な体験談なので、すべての人にあてはまる訳ではないのですが、私が購入したネグローニ・イデアは、どちらかというとロングノーズの部類に入ります(少し長めの靴)。
木型と足の相性が少し悪かったのか最初の内、靴の折れジワが親指を噛みました。
普通の革靴だとなかなか解消しないのですが、ネグローニ・イデアの場合は革が柔らかく、質が良いのか、ネグローニ・イデアを履くこと3回目ぐらいから噛まなくなり、今ではとても履きやすい靴になっています。
靴の脱ぎ履きに関してですが、「ドライビングシューズ=スリッポン」のイメージが定着しています。
ネグローニ・イデアをご紹介するなかで、一番に敬遠される事としてアイレットの多い紐靴ということが挙げられます。
紐靴なので、「脱ぎ履きがしにくそう」という印象を受けるのは当然ですが、ネグローニ・イデアの場合「履き口」と「かかと周り」が普通の靴にくらべて浅く作ってあります。
口周りの構造が浅いつくりだと普通の革靴やレザースニーカーのように、かかとがしっかりと落ち込む靴にくらべて脱ぎ履きが幾分ですがしやすくなります。
靴のかかとについている「耳」をつまんで履くと靴ベラが無くても足を通しやすくなります。履いた後は靴紐でしっかりとフィット感を調整してください。
スリッポンほど簡単ではありませんが、個人的には不都合を感じたことはありません。
注意点:紐靴を履く場合は、その都度、かかとを合わせ紐を調整して履くのが紐靴の本当の履き方です。
余談になりますが、スリッポンのドライビングシューズは最初のうちは良いのですが、なじみが出てくると革の伸びや、型崩れが起こり、靴のフィット感が悪くなります。
品質の低いものや、履く頻度が高いものは、ブカブカになりスリッパ状態になります。
その様な靴での運転のほうが、よほど危険なのではないかと靴屋は思います。
ネグローニ・イデア デザイン おすすめ
デザインは「綺麗目のレザースニーカー」・「スマートなレザースニーカー」が見た目の印象です。
流線型のフォルムでとてもスマートな印象を与えてくれます。
甲に使用してある革材が上質なのでシューズ全体の雰囲気も高級感があり、とても良く見えます。
百貨店などで店頭販売しているネグローニですが、色を除いた靴の形としてのデザインは、あまり多くみかけません。
特に取り扱いのある百貨店などを見ていただくと、デザインの多くはネグローニ・イデアです。(店舗により品揃えは異なる場合があると思います。他のシリーズを展開している店舗もあると思います。)
靴のベースのカラーと、スワールの走っているアイレット部分のパーツ、サイドの「n」のマークとステッチ、靴紐の色の組合せで、多様な「色」のネグローニ・イデァを展開しています。
形は同じ靴でも「色」により、表情ががらりと変わります。
このあたりにネグローニの靴としての「色気」の部分を感じます。(個人的にですけど)
追記
ネグローニに、他のデザインやシリーズが無いわけではありません。
ネグローニのデザイン・種類としては、
Negroni
IDEA(イデア)
スポンサーリンク
IDEA CORSA(イデア・コルサ)
スポンサーリンク
FIORANO
CABRIO
QUATTRO
WILD PENNY Ⅱ
SUTHERLAND
WISHBONE
RAPID Ⅱ
GRID
SPORTIVO(スポルティーボ)
RAPID VORANTE
などがあります。
(コレクションの内容を完全に網羅しているわけではありません。個人的に調べた情報ですので廃盤になったものや新製品などがあるかもしれません。詳しい情報・最新の情報は公式のサイトでご確認下さい。)
ネグローニ・イデア サイズ
サイズ感としては、履かれている革靴のサイズを基準にするのがよいかと思います。
私の場合は普段はいている革靴と同じサイズで問題ありませんでしたが、足型や靴のサイズ合わせは個人差があるので十分にサイズ確認をしてください。
革靴をゆったり、大きめで履かれている方はそのままの感覚で大き目のサイズをはいてしまうと、ネグローニ・イデアの場合かかとが浅い分、靴が抜けやすくなるおそれがあるので、注意してください。
足幅の広い方はロングノーズの木型と、足の相性が悪い場合があります。
幅を合わせるために長さを余らせると、靴として履きにくくなるおそれがあります。
スポーツメーカーのスニーカーなどはサイズ基準が異なるので注意してください。
ネグローニ・イデア おすすめです。
「機能性」「履き心地」「細やかな気遣い(インナー)」「上質の素材」「スタイリッシュなフォルム」「色気」と、これだけ揃ったドライビングシューズは他に無いと思います。
機会があれば、取扱店などでお試しになってください。
スポンサーリンク
当サイトにご来訪頂きありがとうございます。
スポンサーリンク